肩甲骨、動いてる?
肩や首のコリが日常的になっていてつらい。
コリがひどくなると、頭まで痛くなってしまう…。
大分市の整体院、
腱引き整体 大分からだ改善庵の諫山です。
私も肩は凝りやすいので、事務作業は苦手な部類です。
すぐにもパソコンの電源を落として、外に駆け出したくなるくらいに…。
そんなときに、肩首のストレッチが有効なのはよく言われています。
肩をぐるぐる回すのも、よく行われるストレッチなのですが…。
このとき、きちんと肩甲骨を動かせているひとは、
あんがいと少ないように思います。
ここでちょっと試してみてください。
右手と左手をそれぞれ肩からと腰から回して、
背中で触れ合わせることができますか?
出来ないという人もいれば、握手も余裕だという人もいるでしょう。
ただ…。
できるという人も、どちらか片方だけが固かったりはしませんか?
実はこの肩甲骨の可動が、肩や首のこり、
さらには脳の血流にも大きな影響を及ぼしていたりするのです。
肩甲骨はいろんな筋肉に引っ張られている
現代人に圧倒的に多い、「猫背」。
猫背になってしまう要因はさまざまです。
事務仕事、スマホ、それにストレス…
肩を縮め、首を前のめりにする姿勢が目に見えるようです。
いつもいつもこの状態だと。
人の体は、内向きに縮まって固定されてしまいます。
胸が内側に縮まるということは、
反対に背中が外側に張り出すということ。
背中にある、「肩甲骨」も外に張り出しっぱなしになって…
そのまま固まってしまうのです。
肩甲骨にはこのように、たくさんの筋肉が張り付いています。
画面上の青い部分が肩甲骨です。
筋肉がたくさん、張り付いているのがわかりますね。
このたくさんの筋肉が、肩甲骨が外に広がることにより、引っ張られて。
動きが悪くなってしまいます。
首につながる筋肉も固まって…
頭の筋肉も、カチンコチンに固まってしうのです。
肩、首は血管、リンパ管の通り道
さらに。
肩や首の付け根には、こんなにも太く、
たくさんの血管やリンパ管が走っています。
首周辺の筋肉が固まってしまうと、
当然、これら血管、リンパ管の流れも阻害されてしまいます。
すると脳内はいつも酸欠状態。
なんだかぼんやりしたり、やる気が出なかったり、イライラしたりしちゃいます。
さらに脳への血流不足が、様々な偏頭痛も原因にも。
ふだんから、筋肉が凝ることで血流が少なく、
細くなってしまった脳の血管。
そこへ、気圧の変化、お酒などにより、
血流が強制的に増幅されてドバっと頭部へ流れ込んでしまう。
常より膨らんだ血管が、脳の神経を刺激して頭痛が起きる。
これが、血管拡張系の偏頭痛。市販の頭痛薬の効きづらい頭痛です。
また。肩こりや首コリによる「緊張性頭痛」の要因も、
筋肉への血流不足、酸素不足です。
と、このように。
肩甲骨が外へと開いてしまった身体というのは、
それだけで肩こりや頭痛を起こしやすくなっているのです。
身体の使い方を省みる。
肩甲骨を広げ、肩を前に出した猫背を一日中続けているというのは、
その姿勢を維持するために「鍛えて」いるのと同じ。
だからまずはその「鍛える」姿勢を止めなければなりません。
さて、前かがみになっている原因はなんでしょうか?
たとえばそれがパソコンであれば、
首が傾かないような工夫が必要です。
姿勢を正したり、モニタの高さを変えたり。
スマホを見ることが多い方は、
スマホの画面へ顔を近づけるのではなく、
スマホを顔へと近づけてみたり。
日常生活での姿勢を見直して、改善し、
肩甲骨と首筋への緊張を緩めなければなりません。
コリすぎて難しいようなら、腱引きの施術で
背中周りを爽快に動かせるようにしてあげて…
かんたんな運動で維持していくのが大事です。
肩甲骨ゆるゆる運動
腱引きでヨジレ、硬結を改善させると、
筋肉は正しい動きを取り戻そうとしてくれます。
そこで少しづつ、肩甲骨の運動を取り入れて動きやすくしていきましょう。
ここで簡単な運動をひとつ、紹介します。
両腕を左右に広げて、手のひらを上に。
その腕を後ろへぐーっと押し付けながら、
息を吸い込んで空を見上げます。
胸を開き、肩甲骨を思いきり寄せましょう。
この「肩甲骨を近づける」ことこそが肝心です。
さらに肩甲骨を寄せながら…
・腕を上下に動かす。
・前後に動かす。
・手のひらを下へ上へと腕をひねる。
と行って、肩甲骨のまわりにある筋肉をしっかりほぐしていきましょう。
腱引きでは施術後に、こういった運動指導も行っています。
肩甲骨が動き、首筋が緩んでくると、肩や首、頭部の血流も改善していきます。
とっても気持ちよくてのびのびとした気分にもなってきますよ。
レッツトライ!です。