人はお腹で立っている? 腰痛と腹筋との関係とは


ぎっくり腰という魔女の一撃から身を守るためには

床のものを持ち上げようとした瞬間に、腰のあたりに鋭い痛みが!

とたんに立ち上がれなくなって、へなへなとその場にしゃがみこんでしまう…。

はい。典型的なぎっくり腰ですね。

西洋では「魔女の一撃」なんて呼ばれていたりするぎっくり腰。
どこからか呪いでもかけられたのか?
なんて思ってしまう気持ちはよくわかるくらいに、
いきなりおそいかかってくる痛みです。

ぎっくり腰になってしまう原因はさまざま。
ただ、共通しがちなのが、みなさん「お腹の力」が抜けがちということ。

お腹を張るちから。

それがぎっくり腰を予防して、腰のお悩みを改善していく大事な力なのです。

これを腹圧といいます。

 

どんな時にぎっくり腰に?

みなさん、ぎっくり腰というと、
どんな時になってしまうイメージでしょうか?

重いものを、無理して持ち上げようとしたとき?
たしかにそれも原因のひとつではあるのですが。

洗面所で前かがみになったときとか。

靴を履こうと屈んだときとか、

ゴルフで体をねじった瞬間に痛めてしまったとか…

なんなら後ろを振り返っただけで魔女に呪いをかけられてしまう人もいます。

じつは、「重いものを持ち上げた」ときに痛めた人って、あんまりいません。

持ち上げ「ようと」した瞬間。
あるいは上に書いたような日常生活での何気ない行動。
その瞬間に、腰を痛めてしまうひとが多いのです。

軽い動きでぎっくり腰になってしまう人は、
普段から前かがみの姿勢が多かったりだったり、
猫背ぎみのひとが多いようです。

こんな人たちは、常に腰に緊張をかかえています。
そして、同時に…

姿勢をまっすぐにするために大事な力。

おなかの力、腹圧をじぶんで潰してしまっているのです。

みなさんこんにちは。
大分市の整体院、
腱引き整体 大分からだ改善庵の諫山です。

 

人はお腹で立っている?

図中の、肋骨と腰、骨盤のあいだを見てください。

骨といえば背骨しかなくて、
お腹がすかすかなのはおわかりになるでしょうか?

こんな風に、お腹と腰との間はただ背骨の一本で支えられているだけ。

なんだかかんたんに、ぺしゃって前へ潰れそうですね。

この部分、胴体をぐぐっと持ち上げるのが、お腹のちから
お腹の圧力、いわゆる「腹圧」なのです。

腹圧ってなあに?

腹圧とは文字どおり、お腹の圧力

お腹には、内臓を入れておく空間があります。
その空間を守り、内臓が表に出ないように支えているのが、
お腹の周りの筋肉。

いわゆる腹筋です。

その腹筋たちが強く働くことで、
お腹を守り、支える壁としての役割を果たしています。

これが、腹圧

※プロメテウス解剖学 コアアトラスより

上記の画像でも、お腹の圧力が
体を自立させていることがわかるかと思います。

このおなかの圧力と、背中の筋肉などがバランスをとることで、
体を安定させているのです。

ではこのおなかの圧力が、弱くなったらどうなるか…?

からだが前へ倒れようとしてしまいますね。
背骨、背中の筋肉ばかりで体を支えないといけなくなって、
負担はどんどん押し付けられていきます。

まるで時限爆弾のように蓄積していく筋肉疲労。
それがいよいよ爆発するきっかけが…

ちょっと靴ひもを結ぼうとした瞬間、のような。
ささいなものだったりするのです。

 

どうしてお腹の力が弱くなるの?

このおなかのちから。どうして弱くなるのかといえば、
ふだんの姿勢が主な原因ではないかと思っています。

デスクワークでの前かがみ。

体を前に倒しての家事。

スマホ、タブレットを視聴するときは、
覗き込むように操作していませんか?

その猫背を横から見てみると…ぐちゃって。
お腹がつぶれちゃってますね。

その猫背姿勢こそ、お腹の圧力をつぶして、
腹圧を弱めてしまう姿勢。

お腹の圧が潰れているから、
体を倒さないように支えるのは背中の筋肉だけ。

実はお腹の圧力を生み出す筋肉は、
体を重力に対抗して支えようとする抗重力筋でもあります。

抗重力筋とは…

地球の重力に対して姿勢を保持するために働く筋肉。

立っているだけ・座っているだけでも常に抗重力筋のどれかが緊張しています。
最も疲労しやすく収縮したままになりやすい筋肉といえます。

本来抗重力筋が正しい状態にあると、抗重力筋全体がバランスを取り合い身体の歪みが修正されます。日常生活で身体に癖がつくと、抗重力筋は癖のある悪い姿勢を記憶して身体の歪みを作り、慢性の肩こりや腰痛を引き起こします。

例えば座り仕事・立ち仕事のように一定の姿勢を続けることは抗重力筋の疲労や収縮に繋がり、抗重力筋同士のバランスが乱れます。このような場合は、ストレッチングなどの運動で緊張を積極的にほぐす必要があります。

厚生労働省e-ヘルスネットより引用

そのお腹の力が弱まると、前に倒れようとする体を
背中の筋肉だけで支え続けることになります。

仕事や家事、勉強などで前かがみの姿勢が長いほど…、
背中と、そしてへの疲労はどんどん蓄積していく。

そして…ドカン

つまり…
姿勢を正してお腹をつぶさないことが、
腹圧をとりどして腰を改善する第一歩なのです!

 

腹圧を、取り戻す。

お腹をつぶす姿勢が癖になっている人は、
胸やお腹、股関節の筋肉が縮まって固まってしまってます。

まずはその硬結をとってあげて、
お腹と胸とが十分に伸び縮みできるようにしてあげることが肝要。

ぎっくり腰になってしまったひとは、お腹が動いていないことが多いです。

腱引きでは、腰を痛めた人を相手に、
お腹を動くようにする専用の施術を行うことが不可欠。

それくらいに、お腹の動きは重要です。

実際、ぎっくり腰の方に腱引きの「腹筋調整施術」を行うと、
すぐに楽になることも多々ありました。

大事なのは普段の生活で、お腹を動かしていること。

つねに動きやすいお腹であること。

ここではそんなお腹をつくる、お手軽な運動をお教えしましょう。

 

どこでもできる! 体反らし

・背もたれのある椅子に座ります。
両手をぐぐっと天井へ伸ばしながら、
無理のない範囲で体を後ろへ反らしていきます。

大事なのは、
両手を伸ばす動きがお腹を伸ばす動きとつながっていること。
お腹の伸びを感じたら、体を反らさなくてもいいくらいです。

続いて。

・両手を左右に広げて、肩甲骨を寄せるように胸を広げます。
このとき、胸が上を向いて、お腹が伸びる感覚を探してみましょう。

どちらも、とても簡単な運動ではないでしょうか?

上記の運動を一日の中、気持ちいいくらいの頻度で続けていきましょう。

この二つの運動は、お腹の筋肉と周りの筋肉の
つながり、連動
を取り戻す運動にもなります。

お腹のまわりの筋肉が動くことで、お腹そのものが動きやすくなるのです。
胸、お腹が広がりやすくなると、丸まった体が反らしやすくなる。

猫背の改善にもつながり、おなかの力を取り戻すことにもつながっています。

腰の改善にはお腹から! をキーワードに。

腰のお悩みが軽減して、
軽いからだで毎日を過ごせるようになりますよ。

胸とお腹の反らし運動、今日から始めてみませんか?

腱引きってなあに?

休みの前に腰痛、ぎっくり腰になっちゃった…そんな時!

姿勢に気を付けることが、慢性的な痛みの改善にはとっても大事

 

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