呼吸が心をゆるませる?
寝てはいるんだけど、なかなか疲れがとれないなぁ、と悩みがちなみなさんへ。
大分市の腱引き処。
私は毎日、朝や夜に瞑想を取り入れています。
私の行っているのはヨガの瞑想。
明朝に起きたてで座り、姿勢を正し。
呼吸をゆっくりと上下させながら、心の内を沈めていきます。
瞑想を行うと気分が落ち着き、リラックスしてくる…と書きたいところなのですが、現実はむしろ逆で。
むしろ、様々な情念が湧いて出てくるものです。それはもう、湯水のごとく。
瞑想を続けていると、心の中の汚れが湧いて出るものです。
けれどそんな情念に巻き込まれないように、ただただ、意識を循環させていくのです。こうして瞑想で心の中のお掃除を行い、なるべくスッキリとした心持ちでお客様に向かい合わせて頂いています。
呼吸と姿勢の関係とは
私の行っている瞑想、ヨガでは「座骨で座る」ということがとても大事なのです。
これは瞑想のみならず、普段の座り姿勢でもおなじですね。
事務仕事や家でテレビを見ているときでも。
座骨で座れば姿勢がシャンとして、身体に呼吸が通りやすくなります。
けれど普段から背を丸めて、猫背気味な人。
画像のような姿勢では身体の前が縮こまり、肺や内臓も圧迫されてしまいます。
呼吸の際には肋骨の間にある筋肉が伸び縮みして、肺の動きを邪魔しないようにしています。
けれどもお腹や胸を縮めてしまうと…
肋骨のあいだの筋肉もカチカチに固まってしまうのです。
結果として肺の動きも邪魔されて、呼吸が浅くなる。
呼吸が浅ければ脳へと流れる酸素も減ってしまう。
猫背になって、首が前に出ると首のまわりの筋肉が緊張してしまいます。
首のまわりには、脳へと向かう血管、リンパ管がたくさん流れています。
首周りの筋肉の硬直は、脳へ新鮮な栄養、酸素を届けるだいじな管を圧迫してしまうのです。そのせいで、脳は酸素不足、栄養不足に。
そして脳の酸素、栄養不足が、疲労感や倦怠感のもとになってしまうのです。
呼吸が入りやすい姿勢をみつけよう
お尻の下、座骨に上半身をきちんと乗せて。
肩も乗せて、頭蓋骨も乗せます。
自然と胸が開き、肋骨も開いて、たっぷりと酸素を取り込む。
取り込まれた酸素は血管に乗って、緩んだ首元から頭へと十全に流れ込んでくれる。
酸素たっぷりの血液が循環してくれると、脳は爽快に。
仕事や家事で疲れた体に正しい姿勢を取れと言っても、最初は辛いもの。
お身体というのはその時その時で、一番楽な姿勢を選択するものです。
体をかがめるのと同じくらいに、普段から反らすことを意識すること。
そうすることで胸の奥にある「横隔膜」という筋肉が動きやすくなります。
横隔膜は肺を動かす筋肉です。
体を反らす運動は、肺の動きを良くするエクササイズなのです。
肺のゆとりは、心のゆとり、です!