肝臓、腎臓が腰の痛みを発生させるかもという話
- とくに腰を痛めるようなことはしていない。のに腰がなんだか悪い…。
- ちょっと熱が出やすい。疲れやすい…。


腱引き師の諫山です。
その腰痛、腎臓からきているものかも?
腰の右だけなぜか痛い。左だけ、なぜか痛い。
特に原因も考えられなければ、その腰の痛みは内臓から…ということもあるかもしれません。
腎臓は血液をろ過して排出してくれる臓器。
肝臓は食物から摂取したアルコールなどの毒物をろ過して必要な栄養素を身体へ行きわたらせてくれる臓器。
どちらも血液や体液の流れに重要なはたらきをしてくれています。
物言わず、けれどとっても頑張り屋さんな臓器なのです。
内蔵と筋肉は仲良しさん
腎臓、肝臓が疲れて動きが悪くなっちゃうと、身体が疲れやすくなったり、むくんでしまったりと様々な悪影響が出てきます。それだけでも大変なことなんですが…
この二つの臓器は、大腰筋という筋肉や背中の筋肉と寄り添っています。

そのとなりにあるバツ印が筋肉の大腰筋となります。
見てのとおり、内臓と筋肉、仲良く寄り添っていますね。
まるで二人三脚のような状態で、ではもし臓器の動きが悪くなると…?
そう、大腰筋や背中の筋肉の動きを邪魔してしまうんです。
大腰筋は足を上げ、姿勢を整える大事な筋肉。骨盤から背骨にくっついています。
つまりこの筋肉が固くなると、背骨の動きも悪くなって、背骨にくっつく背中の筋肉にも悪影響を及ぼしてしまいます。
背中の筋肉はお尻から腰、肩、後頭部にまでつながっています。これら全部が固くなると…
肩こり。
頭痛。
そしてもちろん、腰痛にもなってしまうのです。
それはまた、逆もしかりで。
背中や腰の硬直が腎臓や肝臓などを悪くしてしまうこともある、ということです。
筋肉の改善が、内臓の改善にもつながっていく
その悪循環がやがては腎臓、内臓のはたらきを弱めてしまうことにつながるのです。
まずは腰背部の筋肉を緩めてあげること。
凝り固まった筋肉は、腰だけでなく肩や足にも影響を及ばせています。
日々のストレッチやゆっくりめのお風呂で、頑張っている筋肉をしっかりと緩めてあげましょう。
そしてバランスの良い食事。過ぎないお酒を楽しんで、内臓を労わってあげましょう。
ストレスも大敵です。
お酒をあまり呑まないから自分は大丈夫だとの過信は禁物。
なるべくストレスを溜めないようにしてあげて、お身体のメンテナンスを。
内蔵に優しい生活は、腰痛、肩こりに効果的です。