痛むところが動いていく?
腱引きで痛みを改善していくと、
痛むところが移動していくことがあります。
肩の前が緩んだら、次は後ろに痛みが出たり。
後ろの痛みが緩んだら、横に痛みが出たり。
これは、最初に訴えていた痛みが本当の原因ではなかった、ということでもあります。
どこに原因があるのか? を知ることが大切
例えば肩で言えば……本当は、肩の横の筋肉に原因があったのかもしれません。
そこが固まっていって、動かしづらくなってしまった。
すると体は他のところを頑張らせて、
これまで当たり前にしていた動きを再現しようとします。
肩の後ろを使ったり、前や首の筋肉まで酷使したり。
そうやって使いすぎたところが、痛みを訴えるようになっていく。
そういった症状は、痛いところだけを施術してもなかなか改善しません。
その場では改善しても、後でまた戻りやすい……ということにもなりがちです。
木を見て森を見ず。
体の改善には、体の動きを含めてトータルで見ていく必要があります。
本当の原因を改善していく
当施術院では、森を観察して木を見るように徹底しています。
せっかくの腱引き。できるだけ、改善してほしいものです。
とはいえその痛みが長期間続いているものだったら、体の頑張っていた範囲も相応に広くなっています。
肩の周り、肩甲骨、首筋、脇腹、etc……
色々なところをしっかりを緩ませながら徐々に本丸に切り込んでいく必要があります。
体が頑張りすぎないうちに悪いところを改善してく。
その日の痛みはその日のうちに。
姿勢のクセもなるべく早く。
それが爽快な毎日を送るヒケツとなるのです。